2010年06月19日

DSC00471近所の方から一枝いただいた紫陽花を挿木にしたら、3年目にしてようやく花をつけました。

私は何十年も前、小学校の教科書で読んだ紫陽花の詩の一部が忘れられず、その時からずっと、紫陽花が大好きになりました。詩の題名も、作者も忘れましたが、紫陽花を目にするたび、思い起こし、詩の一部を口ずさみます。
【 6月の魔術師がつくりたもう 紫陽花 】

6月には、たくさんの魔術師がいるのでしょう。
美しい紫陽花があちこちに咲いています。

ごきげんいかがですか。
東京 池袋 萩原歯科医院 萩原です。

今日は、お約束していた先日の続き
来院したとき、ずっと口元をハンカチで隠してお話をされていた患者さんのその後のお話です。

とにかく、使える入れ歯が欲しい
人前に出られる口元になりたい

その方が、どのような方法を選び、どのように治ったかについて、お伝えいたします。

入れ歯とインプラントを併用した治療例-口元を隠すハンカチはもう要らない≪1≫
のブログは、こちらからご覧いただけます。
http://www.hagiwaradental.com/archives/1119776.html


この患者さんとの相談を重ねるうちに、

「何かを食べたり、話したりするときに、はずれにくいものにしてほしい」
「治療の費用はある程度に抑えてほしい」
というご希望を、最も強くお持ちになっていることがわかり、
それを、今回の治療についての私と患者さんの共通の目標にいたしました。



この方の場合、下顎は、失った歯の数が少ないので、インプラント治療をすることがすぐに決まりました。

が、上顎の治療については、いくつかの方法があり、それぞれの利点、欠点を、十分な時間をとってお話しました。

前回のブログと、こちらのレントゲンと写真でお分かりのことと思いますが、

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上顎の歯は、ほとんどの歯が、虫歯のために、歯の質がなくなっており、さらに、歯周病にも罹っているために、歯を支える骨も、十分にありませんでした。

残せる歯、使える歯はほとんどありません。

こういう場合は、3つの方法が考えられます。

1・取り外しの入れ歯をきちんと作りなおす

2・たくさんの本数のインプラントを顎の骨に埋めて、取り外しをしないタイプにする

3・少ない本数のインプラントを顎の骨に埋めて、入れ歯をしっかりと支える



1の入れ歯でも、
きちんとした丁寧な手順を踏んで、筋肉の動きまでも再現しながらの型取りを行い、かみ合わせによってバランスを崩すことがないように、よく考えた入れ歯作りをすれば、十分によく噛めて、落ちない、痛みのない入れ歯を作ることができます。

ただし、患者さんは、できるだけ違和感の少ない入れ歯を希望されていました。
しっかりとはずれない入れ歯に持たせるためには、この方の場合は、歯がほとんど使えないため、入れ歯そのものに、ある程度の大きさを付与して、吸着力を発揮させる必要がありました。


2のインプラントは、
患者さんもとても興味をもたれた方法でした。

しかし、失った歯の本数が多いので、必要なインプラントの本数が多くなり、費用が高くなる点が大きな問題でした。
入れ歯ではなく、ご自身の歯と同じように固定されるので、はずれることもなく、使い心地、機能性は、3つの方法の中で最も優れています。


3の入れ歯とインプラントを併用する方法は、
インプラントの本数を抑えることで、費用を抑えることができます。
同時に、入れ歯を使うことにはなりますが、インプラントを支えとして使うために、1のように入れ歯の安定を吸着力に頼らずに済み、入れ歯の形をかなり小さく、違和感を解消することが可能になります。

機能性、使い心地は2に比べると劣りますが、1の入れ歯に比べると、格段に良くなります。


患者さんは、私の説明の後、いくつか質問をして、ご家族と相談をするために資料を家に持ち帰ってじっくりと検討されました。
そして、インプラントと入れ歯を併用した治療法を選択されました。

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入れ歯とインプラントを併用する技術を持ち合わせていなければ、
治療をすれば残せる歯もインプラントのために抜くことになって、費用も大がかりなものになったことでしょう。

また、インプラントを入れ歯の支えにする治療ができなければ、入れ歯を小さくすることができず、違和感が残ったことでしょう。


歯科医師のできる治療法が多ければ多いだけ、いくつかの方法を提案することができ、患者さんにとって最適な方法を選択することが可能になります。


入れ歯もインプラントも、どちらも、欠かすことができない治療法です。

しかし、入れ歯だけでは、不十分です。
インプラントだけでも不十分です。

それぞれの患者さんのご希望を可能な限りかなえられるよう、たくさんの方法を提案していきます。


「とにかく嬉しい。」
「こんな歯医者さんに出会えて。」
治療後に、この方がにっこりと笑って言ってくれた言葉です。
もちろん、もう、口元を覆うハンカチはありませんでした。



歯が悪いことで、
笑うことも、人前に出ることも少なくなる方もいます。
歯を失ったことが、
患者さんの楽しみをひどく制限してしまうこともあります。


私は、この患者さんの心からの笑顔を回復するお手伝いができて、この上なく嬉しくなりました。


萩原歯科医院では、メール相談のほか、電話で予約をしていただければ、ご来院いただき、直接お口の中を拝見しながらの無料相談も承っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)



家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている萩原歯科医院。

歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

入れ歯の悩みを考える
http://www.ireba-info.jp/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/

インプラントが不安な方へ
http://www.implant-info.jp/




「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子


dentalhagiwaradentalhagiwara at 16:52│コメント(0)入れ歯か?インプラントか? | 入れ歯治療例と患者さんの声

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