2012年03月09日
「自費治療の入れ歯を作ってもらいましたが、3年ごとに作り替えるものだと言われて困っています。」
日曜相談で、続けざまに同じような悩みを聞きました。
いずれも、やわらかい材料で作られている入れ歯でした。
1つは、最近流行の、ノンクラスプデンチャーというものです。
ノンクラスプデンチャーは、見えるところには金具のバネを使わない審美性を重視した部分入れ歯です。金属のバネに相当する部分に、歯茎と同じピンク色の材料を使って、目立ちにくくして、義歯を装着していることが分かりにくくしている、という点が特徴です。
最近では、一部分、金属を使ったノンクラスプデンチャーも出てきていますが、ピンク色の部分の素材がやわらかいものだということは、いずれも共通しています。
こうした、ノンクラスプデンチャーを希望する患者さんや、それに対応した歯科医院がずいぶん増えてきましたが、私は、長期的に使える義歯としては、いくつかの欠点があると考えています。
その1つは、ピンク色の部分の素材の寿命が短いこと。今後改良されるかもしれませんが、今のところ、一般には3年程度で作りかえが必要になると言われています。
2つ目は、一度壊れたり、緩みが出てくると、従来のバネの入れ歯と違って修理が難しいという欠点です。たとえば、従来の金属のバネを使ったものであれば、入れ歯が緩くなった場合に、その場で調整をすることができますし、その調整が、ある期間維持されることがほとんどです。修理を繰り返すことも可能です。
しかし、金属でないバネ(維持装置)の場合、修理のために、義歯を数日預かる必要が出てきたり、修理をしても期待したような効果が得られなかったりする場合が多々あります。
ゆるくなったけれど、修理は効かないから作り変えを勧められたという患者さんもいらっしゃいました。
3つ目に、私が懸念しているのは、特に、部分義歯のケースで気になることですが、材料の性質が軟らかいため、噛むたびにたわみが生じることで、残っている歯に対して悪い力がかかる恐れがあることです。噛むたびに、残っている歯の寿命も縮める作用が働く場合があるということです。
そして、もう一つ、心配しているのが、バネに相当するピンク色の部分が歯の根元の歯肉を覆う形になるため、歯の根元部分が不潔になりやすいという点です。そのあたりの部分は、むし歯や歯周病になりやすい部位で、ノンクラスプデンチャーを使用している方には、ピンクのバネに覆われた部分の歯肉炎をよく目にします。
審美的ではあるけれど、耐久性が低い、虫歯と歯周病の発症を引き起こしやすい、たわむことで他の歯に負担がかかりやすいデザインだという点、を患者さんも歯科医師も十分に理解してこの義歯を選択する必要があると思います。
以上のことから、当院では長期に機能する入れ歯としては充分ではないとして、現時点では、ノンクラスプデンチャーを患者さんに勧めることはありません。
悩みの訴えがあったもう一つの入れ歯は、入れ歯の裏側にシリコン材料を使ったものでした。
患者さんは、やわらかい材料を裏打ちするので痛みが少ないと歯科医院から言われて、自費で作ったということでした。
確かに、やわらかいシリコン部分を顎の粘膜に裏打ちすると、当たりがやわらかく、感触がソフトで、痛みが少なくなります。
その患者さんから見せてもらった義歯は、シリコン部分が劣化して、ぼろぼろになり、やはり、作り直しが必要だと思われました。「自費で作って、まだ、2年しか経っていないのに…」とのことでした。
当院でも、完成義歯を作る前の段階で、治療用のトレーニングデンチャーとして、期間を区切った短い期間、シリコン系の材料を裏打ちに使うことがあります。
しかし、材料の性質上、当院では、あくまでも、仮の材料という位置付けです。完成義歯(最終義歯)には、そのような材料は使いません。
劣化の少ない、長期的に安定する材料を使うことが、長期の機能を期待する義歯の大原則だと考えているので、当院では完成義歯として、シリコン裏打ちの義歯の取り扱いはしていないことを患者さんにお話いたしました。
昨今の社会情勢から、私が開業した20年まえに比べると、義歯を使っていることを知られたくない方、審美性を求められる方が、確かに多くなってきています。
患者さんによって、どういった義歯を希望されるかは、様々です。長く使えなくても、作り直しをしながらでも、とにかく、見た目を重視したものを希望される方もいらっしゃるでしょう。
私は、自分が治療をするのであれば、できるだけ長く持つ治療が大切だと思っていますが、お仕事上、耐久性に目をつぶっても、どうしても義歯とわからないものを使わなければならない方もいらっしゃるでしょう。
審美性を何より第一にして、義歯の種類を選ぶことが、良くないというわけではありません。
大切なのは、選んだ治療には、どういった特長があり、また、どういった欠点もあるのか、治療を始める前に、よく説明を受け、納得してから治療を選択することだということです。
その点からも、入れ歯だけ、インプラントだけという歯科医院よりも、両方の治療ができる歯科医院、さらには、いろいろな入れ歯を手掛けたことのある歯科医院に相談することが、偏りのない意見を聞くために大事な点でしょう。
できることなら、治療の長期経過がわかっている歯科医院だと、もっと安心かもしれません。
どの治療をすると、5年、10年、15年と経つと、どういったトラブルが起こってくるか、説明を受けられるからです。
私は、患者さんご自身が納得ができるまで、何軒かの歯科医院に相談を行くこともお勧めしています。
私たちの歯科医院は、
「治療前の検査や相談に時間がかかる」
「治療に入るまでに、ずいぶん時間がかかるのですね」
などと言われることもあります。
しかし、考えられるさまざまな治療法について長所、短所をお話して、最終的には、患者さんが納得されることが大切だと思っているので、相談、検査、コンサルテーション、ご家庭で検討して治療を希望される場合に治療に進む、という特別なシステムをずっと続けています。
私は、このシステムを行わないでは、患者さんに最良の治療を提供することができないと思っています。
時には、患者さんがこのタイプの義歯を作ってほしいと、治療法を決めて来院されることもありますが、それに問題点があれば、正直にお伝えしています。時には、その治療は、やめた方が良いとか、今は治療が必要無い段階だからやらなくて良い、と提案することもあります。
そんなことをしては、歯科医院が成り立たないのでは、という友人もいますが、あくまでも、私は、
自分がもし、患者だったら、
また、自分の家族だったら、
良いことも、悪いことも知らせてほしいし、知ったうえで納得して治療を選びたいと思っているからです。
これからのこの姿勢を変えるつもりはありません。
明後日も、日曜相談に5人定員いっぱいの方の予約が入っています。
相談にいらっしゃる方の悩みの内容はそれぞれです。日曜相談にいらした患者さんのすべてが、私たちの治療のやり方を選択するわけではありません。
でも、1時間というまとまった時間、しっかりと自分のお口の状態について専門の立場からの話を聞くことは、他の歯科医師の治療を受けるときにも、確かな選択の基準を一つ持つことになると思います。
そこで、その方が、お口の健康を取り戻していただければ、日曜相談の意義があったと、私たちは、思っています。
「ずっと歯科医院に行っていないので、どうしたら良いかわからない。」
「どこで相談したらよいかわからない。」
「どういう治療が良いかわからない。」
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の初診相談をご利用ください。
「初めて聞きました。」
萩原歯科に初めて来院された患者さんの多くが口にするセリフです。
健康なお口の状況を獲得し、維持するための正しい情報をお伝えすることも、歯科医師として大切にしていきたい分野です。
初診相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取って、じっくりとお話を伺いますので、人数が限定されております。
開催予定日、予約状況などについては、診療時間内にお電話でご確認ください。
0120-185-255
なお、患者さんご自身のお口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、口腔内診査や、必要に応じてレントゲン撮影を行って、具体的なお話をすることも可能です。
その場合は簡易診断料として費用がかかります。(2011年8月現在 5,250円 )
萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。
下記の、医院特設サイトもご覧ください。
入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/
インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/
「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/
歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/
私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/
「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します
歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。最高の治療を自信を持って提供し、家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指しています。
東京 池袋 萩原歯科医院
萩原 眞
萩原 麗子
日曜相談で、続けざまに同じような悩みを聞きました。
いずれも、やわらかい材料で作られている入れ歯でした。
1つは、最近流行の、ノンクラスプデンチャーというものです。
ノンクラスプデンチャーは、見えるところには金具のバネを使わない審美性を重視した部分入れ歯です。金属のバネに相当する部分に、歯茎と同じピンク色の材料を使って、目立ちにくくして、義歯を装着していることが分かりにくくしている、という点が特徴です。
最近では、一部分、金属を使ったノンクラスプデンチャーも出てきていますが、ピンク色の部分の素材がやわらかいものだということは、いずれも共通しています。
こうした、ノンクラスプデンチャーを希望する患者さんや、それに対応した歯科医院がずいぶん増えてきましたが、私は、長期的に使える義歯としては、いくつかの欠点があると考えています。
その1つは、ピンク色の部分の素材の寿命が短いこと。今後改良されるかもしれませんが、今のところ、一般には3年程度で作りかえが必要になると言われています。
2つ目は、一度壊れたり、緩みが出てくると、従来のバネの入れ歯と違って修理が難しいという欠点です。たとえば、従来の金属のバネを使ったものであれば、入れ歯が緩くなった場合に、その場で調整をすることができますし、その調整が、ある期間維持されることがほとんどです。修理を繰り返すことも可能です。
しかし、金属でないバネ(維持装置)の場合、修理のために、義歯を数日預かる必要が出てきたり、修理をしても期待したような効果が得られなかったりする場合が多々あります。
ゆるくなったけれど、修理は効かないから作り変えを勧められたという患者さんもいらっしゃいました。
3つ目に、私が懸念しているのは、特に、部分義歯のケースで気になることですが、材料の性質が軟らかいため、噛むたびにたわみが生じることで、残っている歯に対して悪い力がかかる恐れがあることです。噛むたびに、残っている歯の寿命も縮める作用が働く場合があるということです。
そして、もう一つ、心配しているのが、バネに相当するピンク色の部分が歯の根元の歯肉を覆う形になるため、歯の根元部分が不潔になりやすいという点です。そのあたりの部分は、むし歯や歯周病になりやすい部位で、ノンクラスプデンチャーを使用している方には、ピンクのバネに覆われた部分の歯肉炎をよく目にします。
審美的ではあるけれど、耐久性が低い、虫歯と歯周病の発症を引き起こしやすい、たわむことで他の歯に負担がかかりやすいデザインだという点、を患者さんも歯科医師も十分に理解してこの義歯を選択する必要があると思います。
以上のことから、当院では長期に機能する入れ歯としては充分ではないとして、現時点では、ノンクラスプデンチャーを患者さんに勧めることはありません。
悩みの訴えがあったもう一つの入れ歯は、入れ歯の裏側にシリコン材料を使ったものでした。
患者さんは、やわらかい材料を裏打ちするので痛みが少ないと歯科医院から言われて、自費で作ったということでした。
確かに、やわらかいシリコン部分を顎の粘膜に裏打ちすると、当たりがやわらかく、感触がソフトで、痛みが少なくなります。
その患者さんから見せてもらった義歯は、シリコン部分が劣化して、ぼろぼろになり、やはり、作り直しが必要だと思われました。「自費で作って、まだ、2年しか経っていないのに…」とのことでした。
当院でも、完成義歯を作る前の段階で、治療用のトレーニングデンチャーとして、期間を区切った短い期間、シリコン系の材料を裏打ちに使うことがあります。
しかし、材料の性質上、当院では、あくまでも、仮の材料という位置付けです。完成義歯(最終義歯)には、そのような材料は使いません。
劣化の少ない、長期的に安定する材料を使うことが、長期の機能を期待する義歯の大原則だと考えているので、当院では完成義歯として、シリコン裏打ちの義歯の取り扱いはしていないことを患者さんにお話いたしました。
昨今の社会情勢から、私が開業した20年まえに比べると、義歯を使っていることを知られたくない方、審美性を求められる方が、確かに多くなってきています。
患者さんによって、どういった義歯を希望されるかは、様々です。長く使えなくても、作り直しをしながらでも、とにかく、見た目を重視したものを希望される方もいらっしゃるでしょう。
私は、自分が治療をするのであれば、できるだけ長く持つ治療が大切だと思っていますが、お仕事上、耐久性に目をつぶっても、どうしても義歯とわからないものを使わなければならない方もいらっしゃるでしょう。
審美性を何より第一にして、義歯の種類を選ぶことが、良くないというわけではありません。
大切なのは、選んだ治療には、どういった特長があり、また、どういった欠点もあるのか、治療を始める前に、よく説明を受け、納得してから治療を選択することだということです。
その点からも、入れ歯だけ、インプラントだけという歯科医院よりも、両方の治療ができる歯科医院、さらには、いろいろな入れ歯を手掛けたことのある歯科医院に相談することが、偏りのない意見を聞くために大事な点でしょう。
できることなら、治療の長期経過がわかっている歯科医院だと、もっと安心かもしれません。
どの治療をすると、5年、10年、15年と経つと、どういったトラブルが起こってくるか、説明を受けられるからです。
私は、患者さんご自身が納得ができるまで、何軒かの歯科医院に相談を行くこともお勧めしています。
私たちの歯科医院は、
「治療前の検査や相談に時間がかかる」
「治療に入るまでに、ずいぶん時間がかかるのですね」
などと言われることもあります。
しかし、考えられるさまざまな治療法について長所、短所をお話して、最終的には、患者さんが納得されることが大切だと思っているので、相談、検査、コンサルテーション、ご家庭で検討して治療を希望される場合に治療に進む、という特別なシステムをずっと続けています。
私は、このシステムを行わないでは、患者さんに最良の治療を提供することができないと思っています。
時には、患者さんがこのタイプの義歯を作ってほしいと、治療法を決めて来院されることもありますが、それに問題点があれば、正直にお伝えしています。時には、その治療は、やめた方が良いとか、今は治療が必要無い段階だからやらなくて良い、と提案することもあります。
そんなことをしては、歯科医院が成り立たないのでは、という友人もいますが、あくまでも、私は、
自分がもし、患者だったら、
また、自分の家族だったら、
良いことも、悪いことも知らせてほしいし、知ったうえで納得して治療を選びたいと思っているからです。
これからのこの姿勢を変えるつもりはありません。
明後日も、日曜相談に5人定員いっぱいの方の予約が入っています。
相談にいらっしゃる方の悩みの内容はそれぞれです。日曜相談にいらした患者さんのすべてが、私たちの治療のやり方を選択するわけではありません。
でも、1時間というまとまった時間、しっかりと自分のお口の状態について専門の立場からの話を聞くことは、他の歯科医師の治療を受けるときにも、確かな選択の基準を一つ持つことになると思います。
そこで、その方が、お口の健康を取り戻していただければ、日曜相談の意義があったと、私たちは、思っています。
「ずっと歯科医院に行っていないので、どうしたら良いかわからない。」
「どこで相談したらよいかわからない。」
「どういう治療が良いかわからない。」
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の初診相談をご利用ください。
「初めて聞きました。」
萩原歯科に初めて来院された患者さんの多くが口にするセリフです。
健康なお口の状況を獲得し、維持するための正しい情報をお伝えすることも、歯科医師として大切にしていきたい分野です。
初診相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取って、じっくりとお話を伺いますので、人数が限定されております。
開催予定日、予約状況などについては、診療時間内にお電話でご確認ください。
0120-185-255
なお、患者さんご自身のお口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、口腔内診査や、必要に応じてレントゲン撮影を行って、具体的なお話をすることも可能です。
その場合は簡易診断料として費用がかかります。(2011年8月現在 5,250円 )
萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。
下記の、医院特設サイトもご覧ください。
入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/
インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/
「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/
歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/
私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/
「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します
歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。最高の治療を自信を持って提供し、家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指しています。
東京 池袋 萩原歯科医院
萩原 眞
萩原 麗子