2011年01月

2011年01月28日

ヒアシンス
大寒らしい厳しい寒さが続いていますが、家の中で育てていたヒヤシンスが愛らしい花をつけました。

2月4日の立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、春の気配が忍び入って来ると言われていますが、光の明るさはもう春の気配を含んでいるようです。

ご機嫌いかがですか。萩原歯科医院 萩原です。

婦人公論-2「噛めない入れ歯」で苦労した人の「駆け込み寺」として、
2月7日号の雑誌≪婦人公論≫に、
萩原歯科医院が
「Home Dentistを求めて」の1番目として、掲載されました。

以下、その内容を記します。

― 婦人公論2月7日号 P153に掲載 ―

(記事は、下記の入れ歯サイトからもPDF形式で見ることができます。)
  噛めない入れ歯は意味がない
  http://www.ireba-info.jp/


「噛めない入れ歯」で苦労した人の「駆け込み寺」
看板も無い歯科医院に全国から患者さんが集まる背景を報告します。

理想の歯科医院を求めて百軒以上は訪問していますが、これほど感銘したのは初めて。それは、東京・池袋にある『萩原歯科医院』です。

基本理念として、「私が受けたい歯科治療、家族にも受けさせたい歯科治療」を徹底して追及している萩原眞院長の比類なき真摯な姿勢と、あくまで患者のためにある熟練の技術はホームページに詳しく解説されていますが、見られない方のために、同院の特徴をいくつか挙げておきます。

診断データを全て持ち帰り可能
1回の診察に1~2時間かける

特筆すべきは治療開始前の徹底的な検査(18箇所を撮るレントゲンや歯1本につき6か所計る歯周ポケット測定・口腔写真撮影等)と、それに基づく治療計画や総費用を提示し、詳しく説明。その全てのデータを患者さんに渡して、セカンドオピニオンをとることも積極的に勧めてくれることです。

次は、一人の診療時間を1時間以上とること。
「きちんとした治療は、1回当たり1~2時間かけないと出来ないと思っている」とのことです。

1日で診られる患者さんは7~8人が限界となります。そんな事情で予約は取りにくいのですが、「予約時間には必ず診療室に入って頂き、待たせることは無い」そうです。
最近は日曜相談会も始まっています。

引き出しをたくさん持つことで、インプラントも入れ歯も治療
そして、きちんとした治療のために、治療法の引き出しをたくさん持っていることです。

「私はインプラント治療は素晴らしいものと認識しており、20年近くの経験があります。
その一方で、患者さんご自身の歯に勝るものはないと信じており、悪戯にインプラント治療を進める最近の風潮にも疑問を持っています。

医師は往々にして自分の得意な治療を提供しがちですが、インプラントも入れ歯も矯正も歯周病も全ての知識を身につけることで、お口の中を一つのまとまりとして捉える力をつけることが大切だと思っています。」と語る萩原先生。

全体を把握し、各治療法の欠点を十分理解すれば、思いがけない見落としは防げるそうです。
その上で、患者さんの治療後の環境を勘案して、一度治した健康な口腔状態を長く維持できる治療法を選択するのでそうです。

同先生のブログには、80歳代のご婦人で、年齢もお口の中の状態も似ている方でも、術後生活環境などを考慮して一人はインプラント、一人は入れ歯治療を行った例が詳しく報告されています。

「動かず歳をとっても作り変える必要のない入れ歯を作るのは、インプラント治療より難しいんです。当院の入れ歯はきちんとしたメンテナンスを行えば寝るときも外す必要がありません。
治療は、入れ歯(横浜)・審美的仕様(大阪)・インプラント(東京)と、それぞれを専門の技工士に制作依頼しています。

医療である以上、治療にも材料にも、一切の妥協はしていません」とのことです。

写真説明 その1
検査データや治療計画書・総費用などをすべて提示して詳しく説明する萩原院長。
このデータは貰えるので家屋とじっくり相談が出来る。
かかりつけの歯医者があればこのデータをもとにセカンドオピニオンを求めることも勧めている。

写真説明 その2
院内感染対策も万全。滅菌消毒の機会にかけられないスイッチやボタン類には全て低粘着性テープが貼られ、患者さんごとに交換される。

写真説明 その3
灰色に塗られた地域27都道府県から患者さんが来院している。外国からは、グアム、韓国、ラオス。


*読みやすさを考慮して、改行・段落などを変更しています*



いかがでしょうか。


今までどこに行っても、噛めない入れ歯が改善されず、困っていた方、ぜひ、日曜相談会をご利用ください。

噛めるようになる治療のプロセス、どのように生活が変わっていくか、多くの患者さんの症例を手掛けていますので、わかりやすく、具体的なお話をいたします。

何よりも、今まで歯科医師に相談できなかったことを、どのようなことでも、どうぞ、お話ししてください。

専門的な立場から、アドバイスをすることができます。

患者さんがとても不安に思っていたことが、実は大きな問題でなかったという場合もあります。
または、ご自身が考えていた治療よりも、もっと先に治療すべき問題点が明らかになる場合もあります。


入れ歯や、インプランだけでなく、または他の分野でも、何かお悩みがあって、相談したいことがありましたら、どうぞ、メール相談や、予約による日曜相談会をご利用下さい。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

噛めない入れ歯は意味がない
http://www.ireba-info.jp/

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/





「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子


dentalhagiwaradentalhagiwara at 12:08│コメント(0)知って得する歯科の知識 | 入れ歯か?インプラントか?

2011年01月16日

らんらん1近所で、小さなダックスフントが飼い主に向かって跳ねるように走っていました。耳をなびかせ、ダックスならではの短い脚を精一杯使って飼い主のところに転がるよう飛び込んで、ご褒美のガムをがしがしと噛んでいる可愛い姿に、思わず笑みを誘われました。

ご機嫌いかがですか。
萩原歯科医院 萩原です。


前回は、日曜相談会に「入れ歯では噛めなくて困っているのです」という患者さんがとても多いというこ、そして、噛めることは、実は、健康な生活の必須条件なのだということを書きました。

今日は、前回お約束したように、
寝たきりにならないためにも、なぜ、噛めることが重要なのか、について書いてみます。

高齢になっても、人の手を借りずに、健康に暮らしていきたいということは、多くの人が願っていることだと思います。

しかし、残念ながら、日本の現状は、人の手を借りて生活をする期間が、平均6.4年という統計が出ています。
ずいぶん長い期間にわたって、介護を受けながら生活をしている日本の実態に驚かされます。


介護が必要になる原因は、2001年の人口動態統計および国民生活基礎調査によると、
第1位 脳血管疾患    26%
第2位 高齢による衰弱  17%
第3位 転倒・骨折 12%
第4位 認知症 11%
第5位 関節疾患 11%
第6位 パーキンソン病 6%
その他 17%
となっていま、寝たきりにならないように年を重ねたいと思われる方は大勢いらっしゃることでしょう。


実は、噛めることが、寝たきりにならないために、とても大切だという研究がいくつも出されています。

まず、噛めなくなると、どんなことが問題になるのか、
噛むことはなぜ大切なのか、考えてみましょう。


■噛むことで脳の血流量が増え、認知症予防との関連が認められる

残っている歯の数が少ない高齢者ほど、記憶をつかさどる大脳の海馬付近の容積が減少していることが東北大学の医学部・歯学部の共同研究で突き止められました。
同大学の渡辺教授は「噛むことで脳は刺激されるが、歯がなくなり、歯の周辺の神経が失われると、脳が刺激されなくなる。それが脳の働きに影響を与えているのではないか」とも話しています。
寝たきりの統計の第4位の認知症にかかわる報告です。


■噛めない人は、柔らかぃ食べやすいものばかりを食べる傾向があり、肥満になる人も少なくない。
≪肥満は慢性疾患の危険性が高くなると言われています≫

噛めない人は、噛み応えのある食材を敬遠し、食べやすい柔らかいもの、甘いものに偏りがちです。
噛めないから、毎日菓子パンを牛乳に漬けて食べて肥ってしまったという話もよく聞きます。
しっかりと噛めるようになると、野菜などの繊維質をとれるようになりますし、噛む刺激が脳に伝わって、食欲が抑制されたり、エネルギー代謝が活発になるという報告もあります。肥満の予防のためにも、噛めることは重要です。
寝たきりの統計の第1位の脳血管障害は肥満も要注意事項であることから、噛めることとも無関係ではありません。


■低栄養の予防になる

噛めない人の傾向として、糖質主体の食事に偏ることで、良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルの摂取が不足しがちだという研究結果もあります。
噛めないことで痩せてしまう場合も、逆に糖質ばかり摂ってバランスを欠いている場合も健康な栄養状態とは言えません。
寝たきりの統計の第2位衰弱を予防するために関係してくる項目です。


■噛みしめができなくなると、運動機能が低下しやすいとも言われている

奥歯で噛みしめられない人は、開眼片脚立ちなどの運動機能が低下しやすいことが報告されています。
転倒予防のためにも、運動機能が維持できるような噛める状態は大切です。
運動機能は、統計の第3位、転倒・骨折の予防に大きくかかわってきます。


つまり
噛めるようになると、
●脳血流量が増える可能性があります。
●認知症の予防との関連も示唆されています。
●運動機能向上により、転倒しにくくなる可能性があります。
●太りやすい甘くやわらかいものに偏らない健康的な食事が可能になります。
●噛めないことから来る、低栄養を防げます。


噛めることは
いつまでも健康な生活を送る上で大変重要な要素なのです。

何歳になっても、何でも食べられる『美味しい』生活は、実は、寝たきりになることを予防する重要な側面も持っているのです。


噛めることの素晴らしさ、についてのお話でした。


入れ歯について、インプラントについて、または他の分野でも、何かお悩みがあって、相談したいことがありましたら、どうぞ、メール相談や、予約による日曜相談会をご利用下さい。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

噛めない入れ歯は意味がない
http://www.ireba-info.jp/

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/





「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子


dentalhagiwaradentalhagiwara at 08:39│コメント(0)噛めることの大切さ | 知って得する歯科の知識

2011年01月10日

パンジー冷たい風の中でも、パンジーが小さな明るい花を咲かせています。茎も葉も細くやわらかく、少しの力でもすぐに折れてしまうのに、次々に蕾をもたげ、冬の景色の中に確実に自分の花を咲かせる様には、ある種のけなげさを感じます。

ご機嫌いかがですか。
萩原歯科医院 萩原です。


前回は、日曜相談会で「歯周病になると歯が無くなって入れ歯になるの?」という患者さんが少なくない問題について、本当の歯周病治療を行えばすぐに入れ歯になることはないということを書きました。

今日は、歯周病とともに、私が憂いている入れ歯の問題について書いていましょう。

「とにかく噛めるような入れ歯にしてください。」
「もう、手の施しようがないと言われてしまったのです。」

こんな風な悩みを訴える患者さんが、高齢の方ばかりでなく、30代や40代の若い方も含めて、驚くほどたくさん来院されます。

噛めない入れ歯では、日常生活を送る上で、いろいろな弊害が生じてきます。

「とにかく、食べられるものが無い」
「菓子パンを牛乳に浸して食べています。」
「友達に外食に誘われても、食べられるものがないと困るので、断っています。」

「入れ歯は、いつもは外しておいて、人と会うときだけ見栄えが悪いので仕方なく入れるのです。」

噛めないという方は、このように、いつもいつも、歯のことを気にして生活をすることになってしまいます。

しかも、食べることは毎日毎日1日に3回、365日欠かさずに行われる営みです。
噛めないストレスは、いかばかりでしょう。


また、噛めないことは、食事以外の問題も引き起こして来る場合もあります。

噛めない時期が長く続くと、噛む筋肉を使うことが減るため、頬のあたりのハリが無くなってくるのです。
生き生きとした感じが減って、なんとなく老けた感じがする、とおっしゃる患者さんもいらっしゃいます。


そういった、長年噛めなかった患者さんが、治療によって噛めるようになると、どうなるでしょう。
数か月たつ頃には、頬の筋肉のハリが戻り、若々しくなっていくのです。
その様子を見ることができるとき、私は歯科医師として、良い仕事ができたと、何より嬉しく思います。


それだけでなく、噛めること、それは、実は、健康な生活の必須条件なのです。

噛めることは
●認知症の予防になります。
●肥満の予防になります。
●低栄養の予防にります。
(この内容については、次回詳しくお話をいたします。)

つまり
噛めることは、いつまでも健康な生活を送る上で大変重要な要素なのです。


その意味からも、私は、噛めない入れ歯は意味がないと思っています。

噛めない状態をいかにして噛めるようにしていくか、技術と知識を総動員して噛める入れ歯を考えます。必要であれば、インプラントも考えます。インプラントと入れ歯の併用治療も考えます。

とりわけ、インプラントと入れ歯の併用治療は、入れ歯を熟知してインプラントを骨に植える場所や方向などを決定する必要があるため、インプラントだけの知識では難しい治療となります。


そして、何よりも、治療が長くもつような方法を考えること、治した入れ歯やインプラントが壊れないようにするメインテナンスのシステムを持つこと。

この点は、萩原歯科医院が、すべての治療において最も大切にしている方針です。


当院では、おかげさまで、多くの患者さんが治療後何年にもわたって、健康な状態を維持されており、ご高齢になったかたも、何でも食べられる『美味しい』生活を送られています。


入れ歯について、インプラントについて、または他の分野でも、何かお悩みがあって、相談したいことがありましたら、どうぞ、メール相談や、予約による日曜相談会をご利用下さい。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

噛めない入れ歯は意味がない
http://www.ireba-info.jp/

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/





「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子



dentalhagiwaradentalhagiwara at 12:28│コメント(0)噛めることの大切さ | 知って得する歯科の知識

2011年01月09日

ろうばい冬の陽だまりの中で、蠟梅(ろうばい)のつぼみが大きく膨らんでいるのを見つけました。

蝋細工のような花びらの蠟梅の花は、キンと張りつめた冷たい空気を和ませるふくよかな優しい香りをあたりにふりまき、寒い中にも春の訪れが近付いていることを知らせてくれます。

ご機嫌いかがですか。
萩原歯科医院 萩原です。

さて、昨年より始めた日曜相談会には、毎回多くのお問い合わせがあり、歯のことでお悩みの方がずいぶん遠方より相談にお見えになります。

お子さんの矯正治療から、高齢のお母さまの入れ歯の悩み、または、今通院中の歯科医院の治療法について疑問がある方など、相談の内容は様々です。

そういった中で、最近気になるのが、歯周病の相談です。

このところ、テレビ番組や雑誌で歯周病を取り上げることが多くなったせいでしょうか、そういった情報に出合って、自分のお口の状態に目を向けてみて、自分は歯周病かもしれないと、歯科医院を訪れる方が以前よりずいぶん増えてきました。
これは、とても喜ばしい傾向だと私は歓迎しています。

歯周病は、ひどい痛みもなく進行していく病気で、silent disease(静かな病)と言われています。
ひどい症状はないものの、きちんとした治療とその後のケアを怠ると、歯を支える骨が失われて、歯が抜けてしまうという恐ろしい病気でもあります。

萩原歯科に相談に来られた方の何人もの方から、次のような言葉を何度も聞きました。

「歯周病だから、もう総入れ歯しかない、と言われました。」
「歯周病だから、もう手の施しようがない、と言われました。」
「歯周病科だら、抜いてインプラントしかない、と言われました。」

本当にそうでしょうか?
歯周病は、確かに治療をしなければ確実に進行していきます。進行のスピードは、一部の歯周病を除けばゆっくりで、歯を支える骨は10年、20年という単位で少しずつ失われていくものです。が、治療をしなければ確実に進んで行く病気でもあり、放っておけば確かに歯を失うこともある恐ろしい病気です。

しかし、歯周病にかかっている歯がすべて残せないわけではありません。
歯を支える骨が、3分の2以上失われていると、残すのは難しいと言われていますが、治療と、患者さんの口腔ケアの協力と、歯科医院での定期的な専門的クリーニングを行えば、歯を失うことは少ないと思います。

実際に、萩原歯科では、重症の歯周病でかなり骨を失った患者さんでも、治療をしっかりと行い、口腔ケアと定期検診で、もう20年近くそのままの歯を維持している方がたくさんいらっしゃいます。

また、不幸にして、いくつかの歯を失った方も、すぐに総入れ歯になるはずもありません。

歯周病は、お口全体が同じように悪い状況に進むわけではなく、ある歯は重症な歯周病でも、それ以外は中程度であったり、一部は健康な状態である、など、歯周病の程度が混在するものです。

さらには、1本の歯でも、頬の側と舌の側では、歯周病の程度が違うというように、同じ歯でも部位によって程度が違うというのが、ほとんどです。

萩原歯科医院では、1本の歯の周囲を6か所、お口全体で28本の歯があるので、一人のお口の歯周病の程度を調べるのに、6×28=168か所の歯周ポケットの検査をして、状態を把握し、治療の計画を立てていいきますが、それぞれに適切な治療法を行えば、歯周病=すぐに総入れ歯という式ができるはずはありません。

ご自身の歯を残すことができれば、残します。
歯を失った場合は、インプラント治療をすることも可能です。
入れ歯の治療を選択する場合もあるかもしれません。

歯の治療には、いろいろな方法があります。

本当にこの方法しかないのか、もう、だめなのか、など、どんなことでも不安に思ったら、ぜひ、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。納得ができいなければ、サードオピニオンを受けても、それでも納得ができなければさらに意見を求めていくことも必要でしょう。歯科医院によって、歯周病に対するとらえ方や治療のアプローチはさまざまです。大切なご自身の歯を守るために納得できる歯科医院を探すことは必要なことだと思います。

そして、実は、治療よりももっと大切なことは、治療後のアフターケアです。

どんな治療にも言えることですが、私は、治療は終わってからが勝負だと、思っています。

悪い状態のお口を、ある程度きちんとした状態に直すことは、割に簡単なことだと思います。が、その状態をどれだけ長く維持できるかが、歯科医師としての腕だと思っています。長く持たせるための治療法の選択、メインテナンス(定期検診)システムの充実を、私は、自分の歯科医院で何より大切にしています。

まずは、ご自身の歯周病の程度、部位などをしっかりと検査してみることが、治療の第一歩です。

そして、治療について、よく話を聞いてみましょう。
必ず、解決策は見つかると思います。


もし、相談する歯科医院がない、という方は、当院の日曜相談会をご利用ください。
メールまたは、お電話でご予約をお取りいただけます。

電話 0120-185-255
メール相談窓口
http://www.shisyuubyou.com/soudan.html

歯周病についての情報は、萩原歯科医院の歯周病サイトに、わかりやすい説明が記載されています。興味がある方はどうぞご一読下さい。

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

もし、他の分野でも、何かお悩みがあって、相談したいことがありましたら、どうぞ、メール相談や、予約による無料相談をご利用下さい。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は、歯科医師である自分が受けたい歯科治療、家族にも行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られています。

噛めない入れ歯は意味がない(入れ歯の悩みを考える 改訂版)
http://www.ireba-info.jp/

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/




「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子


dentalhagiwaradentalhagiwara at 12:43│コメント(0)歯周病の本当の話 | 知って得する歯科の知識

2011年01月03日

正月お飾り新しい年が明けました。
帰省した田舎で素敵な正月飾りを見つけました。明るい話題が少ない昨今の世情ですが、笑う門には福来たる、の精神は大切です。

ご機嫌いかがですか。
萩原歯科医院 萩原です。


さて、昨年末、萩原歯科医院のインプラントサイトがリニューアルしました。
インプラントの不安に焦点を当てた内容です。

お口の悩みを抱えて、当院を訪れる患者さんは、本気で歯のことを考え、何とかしたいと強く願っている方がほとんどです。
そして、そうした方たちは、少なくない本数の歯を失ってしまった方が多く、皆さん、インプラントに対して、とても興味を持たれています。が、その一方で、インプラントに対する多くの不安も口にされます。

わたし自身は、インプラントがまだ一般的でなかった平成3年からインプラント治療を取り入れ、必要な症例に取り入れています。

インプラントは素晴らしい治療法ですし、必要な部位に必要な本数のインプラントを使うことは、歯を失った患者さんにとって大変有効な方法です。
が、私は、インプラントばかりを勧める最近の風潮を大変憂慮しています。

インプラントの材料や技術がどんなに進んでも、自分の歯が使えるのであれば、それに勝るものはありません。

来院した患者さんから、「他の歯科医院で、すべて抜いてインプラントしかないと言われました」という話を聞くことがありますが、私の診断では、すべての歯が使えないわけではないというケースもしばしばあります。
歯周病治療を中心とした診療体制で、ご自身の歯を残すことを考えているためでしょうか。ご自身の歯を残すことが比較的うまくできてしまうことが多いのです。
そのため、萩原歯科医院では、インプラントは最少必要な本数で済んでしまい、本数を誇るような歯科医院にはならないのです。

そうは言っても、どうしてもインプラントを必要とする方にはインプラントをお勧めします。


そんな時、患者さんからインプラントの不安として、よく質問があるのは次の3つの点です。

「どれくらいの期間もつのか?」
「痛みと腫れは?」
「費用は?」

新しいインプラントサイトでは、それぞれのページを設けて、不安に対する答え、当院のインプラント治療の方針、治療成績、治療例などをわかりやすくまとめました。

治療のベースとして、欠かせない下記の3点についても、その重要性について詳しく述べています。
①歯を残すことが先決

②充分な診査と説明、相談に妥協はしない

③唾液や血液に触れる歯科だからこそ万全の感染予防対策を施す

詳しくは下記のインプラントサイトをご覧ください。

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

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歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

入れ歯の悩みを考える
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まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
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私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/





「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



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