2011年03月

2011年03月09日

20110309椿かざり椿は万葉集の頃から日本人に親しまれてきた魅力的な花です。
先日あるところで、椿の花が素敵に水盤に飾られているのを見かけました。
少し低めの棚にさりげなく置かれた飾り方は、家庭でもぜひ利用してみたいと思いう素敵なアイディアでした。

ご機嫌いかがですか。
萩原歯科医院 萩原です。

今日は、入れ歯安定剤についてお話いたしましょう。

以前から気になっていたことですが、入れ歯で困って来院された患者さんのほとんどの方が、入れ歯安定剤を使っています。

患者さんは訴えます。
「入れ歯安定剤がないと、落ちてしまって困ります。
どの入れ歯安定剤が良いのでしょう?」


そんな時、私は、答えに困ってしまいます。
今まで私の行った治療で、入れ歯安定剤を必要とした患者さんが、一人もいないからです。

どうして、入れ歯安定剤が売れるのだろう?
私は、むしろ、ずっと前からとても不思議に思っていました。

入れ歯安定剤は必要ないのが、普通の入れ歯治療だと思っていたのですが、
しばらく前から、世間では、そうではないらしいことを知りました。


日本の入れ歯安定剤の市場は、1億円とも言われています。
それほど多くの方の入れ歯が、入れ歯安定剤を使わないと、機能しないということです。


歯科医師として、入れ歯安定剤が売れているという事実は、とても残念なことです。
入れ歯安定剤をつかわなければならない入れ歯を、患者さんに提供してしまっている事実を
歯科医師は、厳粛に受け止めなかればならないと、思います。


確かに、入れ歯は、歯科医師の診査、診断、技術の差がとても大きく出る治療法です。
また、すぐに結果が出るという点でも、他の医科の治療とも違う性格を持っている治療です。

たとえば、胃の手術など、終わったすぐ後に、患者さんにとってそれが上手な治療だったか、
そうでなかったか、自分の目で見えるわけはありません。
その日のうちにうまい治療かそうでないか、わかるものではありません。

しかし、入れ歯は、作ったその日から、調子が良いか悪いかはっきりとするものです。
それだけ、歯科医師の技術がはっきりとするものでもあります。


入れ歯安定剤が多くの患者さんに売れているということは、それだけ、患者さんの満足の出来る入れ歯を歯科医師が提供できていないとも、考えられるでしょう。

私は歯科医師として、日本の入れ歯安定剤の市場がもっともっと縮小すればよいと、切に願います。


少なくとも、萩原歯科医院にいらして下さった患者さんには、入れ歯安定剤を使わずに済む治療を提供しています。

入れ歯治療は、とても多くの要件を勘案しながら治療をしなければなりません。
さまざまな経験も必要になる場合もあります。


しかし、大学を出たばかりの、まだ駆け出しの歯科医師だったころの私でも、入れ歯の勉強をして、丁寧に、手抜きをせずに治療を行うことで、入れ歯安定剤を使わない入れ歯治療ができていました。


歯科医師によっても、それぞれの得意分野、不得意分野という問題もあるかも知れません。

もし、あなたが、入れ歯で本当に困っているのならば、
入れ歯のことをよく分かっている歯科医院に通うことをお勧めします。

どういう歯科医院を選ぶかどうか、基準がわからない方には、
以下のようなことをやっているかどうかも、歯科医院選びの一つの参考になると思います。

・今のお口の状態の不自由さ希望を歯科医師が、しっかりと聞いてくれること
・必要にして、十分なお口やその周囲の検査を十分に行うこと
・入れ歯によって残っている自分の歯が弱くならないような設計ができること
・将来を見据えた治療法を検討、計画できること
・患者さんに方法、費用、期間、回数を十分に説明し、患者さんが納得されてから治療に入ること
・1回の治療時間を細切れにせず、ある程度の治療を進めていくこと(萩原歯科医院では、1回の治療時間は1時間以上となっています)
・歯周病、虫歯、口腔清掃指導を併用して行うこと
・必要に応じて、最終義歯のまえにトレーニング義歯を作り、かみ合わせや審美面での調整を、最終義歯作成前に十分に行うこと
・会話や食事のときの状態までも考慮した型どりを一切の手抜きをせずに行うこと
・噛み合わせの高さ、顎の関節の本来の位置を考慮したかみ合わせの位置を決めること
・口を閉じたとき、また、口を開けた時の歯の見え方を考慮した歯の大きさや位置、並び方を考えること
・お口の周りの皮膚のハリ、しわの状態を考慮すること
・最高の技術を持った技工士との共同作業によって義歯を制作すること



「入れ歯は、噛めなければ意味がない」と、私は思っています。

なぜなら、噛むことは、大変重要な人間の営みの一つだからです。

人間の体は、口から食べたものによって、できています。

野生動物は、自分で食べられなくなることが、イコール 死を意味します。

物を食べて、自分の体の元を作る、エネルギーを得る、その最初のステージである噛めることが、どれほど大切か、
噛めなくなった方のお話を伺うたびに、その切実さを感じています。

今までどこに行っても、噛めない入れ歯で困っていた方で、
もし、相談ができる歯科医院がない方は、
どうぞ、萩原歯科医院の日曜相談会をご利用ください。


先日の相談にお見えになった方はおっしゃいました。

「ようやく、自分で納得できる歯科医院に巡り合えました。」



入れ歯や、インプランだけでなく、または他の分野でも、何かお悩みがあって、相談したいことがある方も、どうぞ予約による日曜相談会をご利用下さい。
メール相談も行っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

歯に関する様々な悩みのある方は、医院特設サイトをご覧ください。

噛めない入れ歯は意味がない
http://www.ireba-info.jp/

不安の少ないインプラント
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」という新しい選択肢
http://www.ireba-implant.com/

まだ間に合う歯周病治療とアフターケア
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院
http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/





「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子




dentalhagiwaradentalhagiwara at 22:34│コメント(0)入れ歯の本当の話 | 知って得する歯科の知識