2011年08月

2011年08月30日

「治療の選択肢を“患者の視点”で、患者に納得いくまで丁寧に説明してくれるなら信頼できる」という新谷悟教授(昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学講座)の「良い歯科医院、良い歯科医の選び方」内容を、昨日に引き続き、紹介

昨日は、
「治療の選択肢をいくつも提示し、十分に説明してくれること」という新谷先生のご意見について、当院でも、まさにその点を重視している治療システムについて紹介しました。

さたに新谷教授は良い歯科医院を見極める条件の1つとして
「治療の選択肢を患者の視点で、患者に納得いくまで丁寧に説明してくれる人なら信頼できる。」
とも言っています。

ここで注目してほしい点は
『患者の視点で』というところです。


昨日も少し書きましたが、例えば歯を失った場合、歯科医師が、多くの治療技術を幅広く持っていれば、患者さんの希望するところを重視しながら、
・ブリッジ
・入れ歯
・インプラント
・入れ歯とインプラントの併用
など、さまざまな方法を検討し、可能と思われるいくつかの治療法を患者さんに提案し、選択してもらうことができます。

実は、もう1つ、萩原歯科医院では
・何も治療をしない
という方法を患者さんに提案することもあります。
失われた歯の場所や、患者さんの年齢、噛む力の問題、他の残っている歯の状況など、一概にこういう場合、と文章で説明することはできませんが、ヨーロッパでの研究論文で提唱されている分野です。

患者さんの状況によっては、そういうことも含めて、治療法は検討されるべきだと私は思っています。


walkある分野だけの専門医は、その分野では素晴らしいものですが、
インプラントだけ、入れ歯だけ、ブリッジだけ、しか手掛けることができないと、
考えられる治療方法は、狭まってしまいます。
『患者の視点で』という点が抜け落ちてしまう場合が出てきます。

多くの治療法ができるからこそ、

インプラントの良さと欠点、
入れ歯の良さと欠点、
ブリッジの良さと欠点、
を十分に理解し、
それらを踏まえて、患者さんの生活スタイルや、治療後に獲得したい項目の優先順位などを考えたうえで患者さんとともに選択していくことができます。


インプラントは確かにすばらしい点がたくさんあります。

相談に見えた患者さんから
「入れ歯は何も食べられないし、見た目も老けてしまうとインプラント専門医から言われました」という話を、聞かされることもしばしばあります。

本当にそうでしょうか?

部分入れ歯や総入れ歯でも、当院の多くの患者さんたちは、漬物でも、ステーキでも食べることができています。

審美的な美しい口元を取り戻し、
「久しぶりに会った友達から、なんだか若くなったね、と言われちゃいました。」
と喜ぶ患者さんがいらっしゃいます。

噛めるようになって、頬の筋肉のたるみが改善されて皮膚の張りが戻り、
「エステに行った以上のアンチエイジング効果です。頬のたるみがすっかりなくなりました。」
と報告してくださる患者さんもいらっしゃいます。

総入れ歯の方が、するめを食べていた時に、つい自分の歯のように感じて、するめを噛み切るために引きちぎって、入れ歯の歯を壊して、慌てて来院されることも何度もありました。
しっかりと噛める入れ歯だからこそ、起こってしまう状況です。

いずれの場合も、歯科医師として、患者さんに喜んでいただけたことを、直(じか)に感じることができて、何よりもうれしく幸せに感じる瞬間です。


入れ歯がだめなのではありません。
良くない入れ歯がうまくいっていないのです。

それと同時に、
インプラントならすべてが良いわけではなく、
良いインプラント治療が、良いのです。

なんだか、禅問答のようになってしまいましたが・・・
要は、
患者さんのお口の中を的確に診査し、最良の治療法の提案、選択が行われ、丁寧な間違いない治療をした場合には、入れ歯だろうが、インプラントだろうが、ブリッジだろうが、患者さんにとって快適なお口の健康が獲得できるのです。


何か1つの治療法だけが優れているのではない、と私は思います。
いくつかの方法の中で、その患者さんにとっての良い治療が、優れた治療になるのです。


新谷教授は良い歯科治療というものについて、大変重要なことを記事に書いています。

考えられる治療法について説明をして、
どうしてその治療法の選択になったか検査結果を見て患者さんと情報を共有し、
それぞれの長所・短所を伝えたうえで、どの方法にするか患者さんご自身が納得して選択できるまで説明をする時間を、十分に確保することが大変重要だということです。

萩原歯科医院では、必要であれば、1時間のコンサルテーションの時間を再度設けることも行います。
治療は歯科医師のものではなく、他でもない、患者さんご自身のものだからです。



「いきなり、歯を削られました。」
「聞いても、あまり良く説明してくれないのです。」
日曜歯科相談をすると、一日の中で必ず一人は、そういった悩みを話される方がいます。

私は、いつか
1人の患者さんも、そういうことで心を痛めることが無い日が来ると良いと思っています。


萩原歯科医院では日曜歯科相談を受け付けています。


thinkどこで相談したらよいかわからない、
どういう治療が良いかわからない、
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の日曜歯科相談をご利用ください。

次回は、9月4日に行います。
その次は、9月25日を予定しています。

なお、日曜歯科相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取っています。
通常の診療と同じように、他の方の予約は入れず、その時間、お一人お一人に向き合ってじっくりとお話を伺いますので、人数が限定されます。

ご希望の方は、お早めにお電話でお問い合わせください。
0120-185-255

*日曜歯科相談は、基本的に無料で開催していますが、
お口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、必要に応じてレントゲン撮影や歯周ポケット測定などを行って、少し具体的なお話をすることも可能です。
その場合は下記の費用がかかります。ご了承ください。
簡易診断料 5,250円  (2011年8月現在) 


歯の悩みは、
大変デリケートな部分を含み、お口の悩みがなくなると、患者さんは驚くほど明るく変わることが、よくあります。

患者さんの明るい表情が長期間続くような治療、それこそが、歯科医師としての本当の技量であり、歯科医師としての使命だと私は思っています。



メール相談も行っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)


萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

下記の、医院特設サイトもご覧ください。

入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/

インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/

歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/




「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子



dentalhagiwaradentalhagiwara at 22:22│コメント(0)良い歯科医院、良い歯科医の選び方 | 知って得する歯科の知識

2011年08月29日

8月に日本経済新聞に掲載された新谷悟教授(昭和大学歯学部顎口腔疾患制御外科学講座)の良い歯科医院、良い歯科医の選び方について、その内容を紹介

私の診療所では、メール相談を受け付けているので、九州や北海道、時には、海外など、遠方の方からの相談、問い合わせが寄せられます。

時には、電話をかけてお話を伺いながら、治療方法の質問に答えたりアドバイスをしたりしますが、最後には必ず、その方のお住まいの地域で「どこか良い歯科医院」を紹介してほしい、と言われます。

それほどに、歯科医院あるいは歯科医師選びに、多くの方が困っているのです。

今日は、8月18日に日本経済新聞に掲載された「医師の目」から昭和大学新谷教授の記事が、ちょうど、「良い歯科医院、良い歯科医の選び方」という内容でしたので、何回かに分けて、ご紹介します。

新谷教授の元にも、
「良い歯科医院、良い歯科医師の選び方を教えてほしい」という問い合わせが多く寄せられているそうです。

特に、最近インプラント治療(顎骨にチタン製の人工歯根を埋める外科処置を伴う治療)が広く行われ、事故の報道があったことは皆さんの記憶に新しいことと思いますが、その事件以来、こうした問い合わせがますます増えてきたそうです。

新谷教授は、まず、日本の歯科医療が世界のトップレベルであることを強調されていました。

これだけ充実した歯科医療を全国民が受けられる国は、世界中どこを探してもないそうです。

このことは、歯科に従事するものとして、誇らしい事実でした。


その上で、新谷教授は「私見」としながら、いくつかのポイントを述べていました。
その1つが、
「治療の選択肢をいくつも提示し、十分に説明してくれること」

「歯科には、健康保険が利く診療と、(診療側が自由に価格を設定する)自由診療がある。例えば数年で抜かなければならない可能性のある歯に、自由診療で高額のさし歯を入れようとするのは良い歯科医とはいえない」
と新谷教授は書いています。

このことは、私もかねてより意識してきたことでした。

萩原歯科に来院される患者さんは、多くの方が一度以上、歯科医院での治療を受けたことがある方ばかりです。

それが長く機能しないばかりか、壊れてしまって困ったという方が来院されるのです。

このことは、新谷教授の指摘している「数年で抜かなければならない可能性のある歯に、治療をした」ことが原因になっている可能性もゼロではないかもしれません。


私は、自分の知識、経験、他すべてを総動員して、可能な限り、その歯が将来的にどうなっていくか、その見極めをすることが歯科医師が行うべき歯科治療の第1歩だと考えています。

今までの治療のすべて100%が私の診断通りに何十年にもわたって長期に機能しているわけではありませんが、可能な限り、長期的経過を診断することを心がけていますし、実際に多くの方が長期にわたって健康な奥地の状況を維持しています。


もし、自分が歯科治療を受けるのであれば、治療が自由診療であれば、なおさらのこと、それが長く機能し続けることを望むことでしょう。

しかし、単に、保険が利かない高価な材料を使うだけでは、長く機能させる治療はできません。

治療を始める前に、十分な検査をして、分析をしないかぎり、どれが最良の治療方か選択することはできません。

1本1本の歯について、
・虫歯がないか
・神経の処置は必要か
・冠をかぶせても長く持つか
・ブリッジにしても大丈夫か
・入れ歯のバネをかけても負担が大きくならないか
・歯周病で歯そのものが使えなくなることはないか
・家庭での歯磨きなどの清掃がやりやすいか
など、
丁寧に診査していくことが欠かせません。


この部分は、萩原歯科医院では、治療を希望される方に、良い治療を提供するための診断の基礎となる精密検査として、受けていただいているプログラムです。

しっかりとお口の中全体を診断した上で、例えば歯を失った方なら、
・ブリッジ
・入れ歯
・インプラント
・入れ歯とインプラントの併用
など、考えられるすべての方法を別の日に1時間の時間をとって説明、相談します。

そのときに、患者さんの悩み、希望、生活様式に応じた通院方法、費用についての話し合いも行います。
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新谷教授の記事に、「治療の選択肢をいくつも提示し、十分に説明してくれること」
の箇所を見て、わが意を得たり、との思いを抱きました。


さらに、新谷教授は
「インターネットなどで情報は集めやすくなったが、自分に合った歯科医院や歯科医を選ぶのは難しい。(中略)中にはそう(良い歯科医師の条件を満たして)ではない人もいるので、慎重に選んでほしい。」とも言っていました。
ご自身の歯のために、慎重な歯科医院選びが大切です。



萩原歯科医院では日曜歯科相談会を開いています。

どこで相談したらよいかわからない、
どういう治療が良いかわからない、
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の日曜歯科相談会をご利用ください。

次回は、9月4日に行います。

日曜歯科相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取って、じっくりとお話を伺いますので、人数が限定されております。

ご希望の方は、お早めにお電話でお問い合わせください。
0120-185-255



歯の悩みは、
大変デリケートな部分を含み、お口の悩みがなくなると、驚くほど明るく変わります。

患者さんの明るい表情が長期間続くような治療、それこそが、歯科医師としての本当の技量であり、歯科医師としての使命だと私は思っています。

*なお、お口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、必要に応じてレントゲン撮影をして具体的なお話をすることもできますが、その場合は費用がかかりますので、ご了承ください。
簡易診断料 5,250円


メール相談も行っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)


萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

下記の、医院特設サイトもご覧ください。

入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/

インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/

歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/




「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。自信を持って家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指します。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子


dentalhagiwaradentalhagiwara at 22:38│コメント(0)良い歯科医院、良い歯科医の選び方 | 知って得する歯科の知識