2012年02月

2012年02月21日

日曜歯科相談に限らず、歯科医院に訪れる大人の方からは、「歯がしみる」という訴えがたくさん寄せられます。NHKラジオ朝いちばん 健康ライフのコーナーでも 『大人の歯のトラブル』 の1つとして、知覚過敏の問題が時々取り上げられています。

知覚過敏という言葉は、以前よりも耳にされる機会が多くなってきたのではないでしょうか。

この知覚過敏、
一般的には、冷たいものを飲んだ時にしみることが多いのですが、
熱い、酸っぱい、味の濃いもの 、甘いもの、歯ブラシが当たった時など、いろんな刺激に感じることもあります。

これは、エナメル質という歯の“ 鎧 ”が何らかの原因ではがれ、生きている象牙質が少し見えてきて、おこることが多い症状です。

象牙質の中には、細い小さい管が通っていて神経につながっていますが、その細かい管は、普通はふたが閉まっています。それがいろんなことでふたが取れると、知覚過敏を起こすことがあります。
特に、40~50代になると、歯の根が出てくることが多くなり、発症が多くなるとも言われています。

鶴見大学 桃井教授は、最近、若い女性の中に、知覚過敏が増えていることに注目していいます。若い方は、一般には、歯根が見えてくることは少ないのですが、健康に対する意識が高くなり、やや過剰に歯ブラシをかけることや、健康志向で果物や体に良いドリンク剤をまめに取ることが、原因の一つではないかと言っています。

こうした果汁やドリンク剤は、酸性のものが多く、それを飲むたびに口の中が酸性になり、エナメル質や象牙質が溶けやすくなり、それを過剰にごしごし磨くと、知覚過敏になる、とも言っています。


知覚過敏で歯がしみるときには、歯科医を訪れることも必要ですが、歯がしみるときが必ずしも、神経の処置が必要な虫歯になっているわけではありません。

しみるという症状は、自然に治ることもあります。いろんな刺激、歯ブラシ、風(冬のジョギング)、熱いお茶など、それらの刺激がなくなったとたん何ともなくなるなら一過性のものです。

「ぬるま湯なら大丈夫、冷たい水でもすぐなくなるなら、歯科医院にすぐ駈け込まなくてもよい」とは、桃井教授の言葉です。

10年前に国際歯科連盟から答申が出されて、虫歯を削る基準が大きく転換しました。私たちが大学で学んだ頃は、早期発見、早期治療が何より重要ということでしたが、今は、年齢や経過を観察しながら、虫歯を削るのは、できるだけ後にすること、虫歯が象牙質に達してからにすることが、歯の保存に最適との考えに変わってきました。

こうしてブログを書いている私も、時々知覚過敏を起こす歯を持っています。
でも、神経を取ったり、削って詰めたりの治療は行いません。
上手に知覚過敏と付き合うのが、自分の老後、歯を失わずにいられる一番の方法だと知っているからです。


「ずっと歯科医院に行っていないので、どうしたら良いかわからない。」
「どこで相談したらよいかわからない。」
「どういう治療が良いかわからない。」
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の日曜歯科相談をご利用ください。

「初めて聞きました。」
萩原歯科に初めて来院された患者さんの多くが口にするセリフです。
健康なお口の状況を獲得し、維持するための正しい情報をお伝えすることも、歯科医師として大切にしていきたい分野です。


日曜歯科相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取って、じっくりとお話を伺いますので、人数が限定されております。
開催予定日、予約状況などについては、診療時間内にお電話でご確認ください。
0120-185-255

*日曜歯科相談会は、相談のみの場合、無料で開催していますが、患者さんご自身のお口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、口腔内診査などを行って、具体的なお話をすることも可能です。その場合は下記の費用がかかります。ご了承ください。(2011年8月現在)
簡易診断料 5,250円   




メール相談も行っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)


萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

下記の、医院特設サイトもご覧ください。

入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/

インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/

歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/




「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。最高の治療を自信を持って提供し、家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指しています。



東京 池袋 萩原歯科医院

          萩原 眞
          萩原 麗子




dentalhagiwaradentalhagiwara at 09:16│コメント(0)知って得する歯科の知識 │

2012年02月19日

日曜相談で私が大切にしていることは、患者さんの悩みを「聞く」のではなく、「聴く」ことです。「聴く」には、相手の気持ちや人間性をわかろうとする積極的な気持ちが必要になります。相手の言いたいことや感情を理解しよという姿勢が無ければ、「聴く」ことはできません。

それに対して、「聞く」ことは、話し手の近くにいれば、自然に耳に入ってくるもので、相手のことをわかろうろうとしていなくても、「聞く」ことは可能です。

私たちの診療所には、ずいぶん遠方から、歯の悩みを抱えた方がいらっしゃいます。
多くの方が機能的な問題だけでなく、歯が悪いことでコンプレックスやストレスを長い間抱えていらして、「できれば行きたくないけれど、やっぱり行ってみよう」と、やっとの思いで来院されます。

そうした方たちには、まずこころに抱えた悩みを「聴く」ことから始めなければ、最良の治療はできないというのが私の考えです。

ほとんどの方が、今まで何度かは歯科医院の門を叩きました。
思い切って、診療を受けたことがあるともおっしゃいます。
ただし、歯科医院で怖い思いや、嫌な思いをし、治療が続かず、歯科医院から次第に足が遠のいてしまって、ますますお口の状態を悪くされているのです。
あまりにもひどい自分の口の状態を、歯科医師やスタッフに笑われて、大変傷つけられたという方も何人もいました。
何度治しても、すぐに悪くなると、歯科医師に不信感を持っているという方も少なくありません。

そうした話を耳にするたび、歯科医師が患者さんを尊重する気持ちもっとを持たなければならないと、強く思います。

その第一歩が、患者さんの話を「聴く」ことです。

歯科医師に不信感を持っている方の場合、なかなかお話をしていただけないこともあります。
本心とは、違った表現をされる場合もあります。

私は、初めて来院される患者さんと応対するとき、患者さんの表情、わずかな言葉から、患者さんの心に積極的に寄り添っていこう、患者さんの心情を推しはかっていこう、という姿勢で臨みます。
時には、質問したことに患者さんが答えを出せるまで、じっと静かに待つこともあります。
患者さんの話をもう一度繰り返して、患者さんの気持ちを確認することもあります。
時には、患者さんの言葉を少し言い換えて、表現を明確にすることもあります。
そして、表情なども含めて患者さんの気持ちを汲むことを大切にしています。

歯科治療は、技術的な問題がほとんどを占めると、思われていますが、実は、立派な技術をもってしても、患者さんを尊重する姿勢、患者さんを理解しようという気持ちが無ければ、その方にとっての最良の治療はできません。
その第一歩は、患者さんの話を「聴く」ことから始まります。

今日も日曜相談日、患者さんを尊重し、患者さんを理解しようという気持ちを強く持って、これから患者さんをお迎えします。



dentalhagiwaradentalhagiwara at 08:39│コメント(0)

2012年02月18日

医科の分野では、高血圧、糖尿病、高脂血症の予防が、寿命の延長や別の疾病を減らすことにつながるり、生活習慣の改善や、予防の重要性が広く知られています。その一方で、歯科の予防の意義は、あまり重視されていないように思われます。

多くの方が、歯科については、歯が痛くなった時に行く歯医者は決まっているものの、予防を含めた、かかりつけの歯科医院がある方は、あまり多くないようです。

歯科の観点からの予防の意義は2つあります。
1つは、歯の寿命を長くすること。
もう一つは、高齢になった時に残っている歯の本数を多くすることです。

高齢になった時に残っている歯の本数については、残っている歯が多いほど全身的な病気が少ない傾向があると言われています。
さらに、高齢者対象の最近の調査では、かかりつけの歯科医がいる人は、個人差もありますが、いない人に比べて長く生きられる傾向があるとの報告もあります。

口腔の清潔を保つことは、肺炎の発症も少なくすることも知られていいます。

高齢者にとっては口腔ケアが大変重要だということです。

スウェーデンなど、国を挙げて予防歯科に取り組んでいる国では、80歳で残っている歯が国民平均で20本以上あります。しかし、日本では、厚生労働省が2005年に行った全国調査(歯科疾患実態調査)によると、平均すると、後期高齢者(75歳~)では残っている歯の数が10本にも満たない状況です。

本来は、歯科医院は、悪くなった歯を治療に行くのではなく、歯の健康を守るために定期的に通う場でなければなりません。

若いうちから、あるいは、子どものころから、このような予防歯科に対する意識を持っている歯科医院を探して通うことが、ご自身の豊かなライフスタイルを守ることにつながるります。

私が、患者さんによくお話しします。
「予防は子どものためのものではありません。患者さんご自身が、80歳、90歳になった時に、おいしく楽しく食事ができるためのお口の健康を維持するためのものです。」

失ったら決してもとに戻らないものが歯です。なくなって初めて大切さに気付きました。と言って来院される方も大勢いらっしゃいます。

残念ながら、歯を失っても、的確な診断をしてしっかりと将来と見据えた治療を行い、しっかりと噛めるようになれば、食生活の問題を感じずに、年齢を重ねていくことができます。

歯科の治療が中断している方は是非、もう一度、歯の健康について考えてみて下さい。


「ずっと歯科医院に行っていないので、どうしたら良いかわからない。」
「どこで相談したらよいかわからない。」
「どういう治療が良いかわからない。」
など、歯に対する不安、悩みをお持ちの方は、どうぞ、萩原歯科医院の日曜歯科相談をご利用ください。

「初めて聞きました。」
萩原歯科に初めて来院された患者さんの多くが口にするセリフです。
健康なお口の状況を獲得し、維持するための正しい情報をお伝えすることも、歯科医師として大切にしていきたい分野です。


日曜歯科相談は、お一人の患者さんに約1時間の時間を取って、じっくりとお話を伺いますので、人数が限定されております。
開催予定日、予約状況などについては、診療時間内にお電話でご確認ください。
0120-185-255

*日曜歯科相談会は、相談のみの場合、無料で開催していますが、患者さんご自身のお口の中の状態についての簡易診断がご希望の場合は、口腔内診査などを行って、具体的なお話をすることも可能で、その場合は下記の費用がかかります。(2011年8月現在)
簡易診断料 5,250円   

メール相談も行っております。
(下記サイト内、相談のページからどうそ。)

萩原歯科医院は
やり直しのない治療を目指して、
家族に行かせたい歯科医院をコンセプトにして、作られている歯科医院です。

下記の、医院特設サイトもご覧ください。

入れ歯治療特設サイト
「噛めない入れ歯は意味がない」
http://www.ireba-info.jp/

インプラント特設サイト
「不安の少ないインプラント」
http://www.implant-info.jp/

「入れ歯+インプラント」併用治療特設サイト
http://www.ireba-implant.com/

歯周病治療特設サイト
「歯周病だから 抜く、その前に」
http://www.shisyuubyou.com/

私の家族に受けさせたい歯科治療 萩原歯科医院特設サイト
「やり直しのない歯科治療を」
 http://www2u.biglobe.ne.jp/~hagiwara/

「萩原歯科院10の約束」
1 高い技術を追求します
2 痛くない治療にこだわります 
3 長くもつ治療をおこないます
4 予防を重視した治療方針を提案します
5 優れたメンテナンスシステムを追及します
6 安全な治療環境のため感染予防を徹底します
7 患者さんを待たせません
8 わかりやすく、詳しい説明をおこないます
9 プライバシーを尊重します(個室)
10 マナーを重視し、人間尊重の院内教育を継続します

歯科医師にとっても、歯科衛生士にとっても、歯科助手にとっても、自分が行きたいと思える歯科医院。最高の治療を自信を持って提供し、家族や大切な人に来ていただけるような、誰にでも誇れるホスピタリティーに満ちた歯科医院を目指しています。

東京 池袋 萩原歯科医院


dentalhagiwaradentalhagiwara at 10:24│コメント(0)知って得する歯科の知識 │